いざ一人暮らしを始めたいと思っても、どんなものを用意しておけばいいか分からない人は多いと思います。
逆に準備をしすぎていても、結局使わなかったというようなものも出てくる可能性があります。
この記事では、一人暮らしを始めるうえで必要となるものを、優先度や状況ごとに分けて紹介していきます。
移住前から絶対に揃えておくべきものリスト
まずは必ず用意しておきたいもののリストです。
ここで紹介するものについては、よほどの理由がない限り準備しておきましょう。
カーテン・ブラインド

カーテンはプライベートを確保するため、必ず用意しておくべきもののうちの1つです。
高層マンションなどあまり外からの視線が気にならないような場合もありますが、
直射日光を防いだりできる点を考慮しても、何かしらのカーテンはつけておくことをおすすめします。
カーテンを用意するには窓の数や寸法を把握しておく必要がありますので、特に優先的に用意しておきましょう。
カーテンのかわりにブラインドを用意しておいてもOKです。
カーテンがないと、夜外から見た時に浮き上がったように丸見えになります。
セキュリティの面でも必ず用意しておきましょう!
寝具

せっかく一人暮らしを始めても、眠れなければ一夜だって過ごすことができません。
布団や毛布、シーツやカバーといった寝具類は、必ず最初期に用意しておきましょう。
最初からベッドを用意するのが難しい場合は、一旦布団を地面に広げて寝るようにしましょう。
ベッドは大きく場所を取ってしまいます。いきなり搬入が難しい場合は後回しにするという手もあります。
家電製品

冷蔵庫
食材を入れる場合にも、出来合いの弁当や総菜などを保存する場合でも、冷蔵庫は必要不可欠となります。
特に暑い時期になるほど冷蔵庫は無くてはならない存在です。
飲み物を保管する面でも冷蔵庫は必ず必要となります。
サイズは料理するかどうかや買い物の頻度などにもよりますが、
自炊をほとんどしないなら100リットル前後、よく自炊するなら200リットル前後が1つの目安となります。
洗濯機・洗濯洗剤・ハンガー・物干し竿など
近くにコインランドリーがあれば数日お世話になることも視野に入れられますが、
それでも早めに洗濯機を確保しておくべきです。
洗濯1回あたりにかかる費用は、洗濯機とコインランドリーでは雲泥の差です。
洗濯に使用する洗剤や、洗濯した衣類を干すためのハンガーや物干し竿も同時に必要となります。
ベランダなどに物干し竿が用意されていない場合、自分で用意しておかないといけません。
予算が許すなら、干す手間や場所が不要になる乾燥機能付き(ドラム式洗濯機)が特におすすめです。
エアコン
部屋によってははじめから設置されていたり、前の住人が使っていたものが残されている場合もあります。
いずれにしても設置済みならそれをそのまま使用すればいいのですが、
もし用意されていない場合は、一番よく使う部屋だけでも設置の手配をしておきましょう。
照明器具
引っ越し先の全ての部屋に照明器具が設置されているとは限りません。
何も考えずに引っ越すと、いざ暗くなってから照明器具がないことに気が付くパターンも…
トイレやお風呂などははじめから照明がついているケースが多いですが、
部屋や廊下に照明器具が取り付けられているかは引っ越し前に必ず確認しておきましょう。
特にこだわりがなければ安価なものでも充分ですが、
部屋の大きさに合わせたものを購入しないと部屋全体が暗くなってしまいます。
用意しておかないと、引っ越したその夜は真っ暗な部屋で過ごすことになります…
現在発売されている照明器具はほとんどがLED型のものとなっています。
電気代を節約できるだけでなく、寿命が長いので器具の交換回数が少なくなる点もメリットです。
掃除機、ハンディモップ、床拭きシートなど
新生活を始めると、意外とすぐホコリがたまっていきます。
特に荷解きをしながらだとどんどんホコリが出てきます。
ホコリがたくさん溜まったあとだとなかなか掃除を始めにくいので、
汚れが少ないうちから少しずつ掃除できるように道具を揃えておきましょう。
早いうちから掃除をする習慣ができれば、家の中をキレイに保ちやすくなります。
炊飯器・電気圧力鍋
自炊をしないという人でも、お米くらいは自分で炊いたほうが家計の節約となるので炊飯器の用意は必要かと思われます。
炊飯器の代わりに電気圧力鍋でお米を炊くという人や、鍋とコンロなどを使ってお米を炊く人は必要ないかと思いますし、
お米のかわりに電子レンジで温めれば食べられるご飯を買うと決めている人には不要となります。
食器類
自炊をする人であれば料理を盛り付けるお皿が必要となりますが、
そうでない人にとっても最低限の箸やコップなどの食器は揃えておく必要があります。
一時的にはコンビニやホームセンターなどで使い捨ての食器や割りばしなどを使って対応することもできます。
使い捨ての食器であれば洗う手間も省けますので、コストと手間を天秤にかけてどちらを優先するか考えながら選びましょう。
タオル
引っ越し作業で汗をかいたり、お風呂に入ったあと体や髪を拭いたりするために必要です。
だいたいは着替えなどと一緒に用意されるかと思いますが、忘れないように確認しておきましょう。
掃除用に雑巾としても使える古いタオル類もあると重宝します。
トイレットペーパー・ティッシュペーパー
トイレットペーパーは事前に準備するもののなかでも忘れやすく、特に重要度が高いアイテムです。
トイレットペーパーを用意できていないと、自宅にトイレがあるのに外まで借りにいかなければならないような状況に陥ってしまうケースも出てきます。
今住んでいるところから1ロールでもいいので持っていっておきましょう。
ティッシュペーパーも汚れた手や顔を拭いたりゴミを拾ったり様々な用途に使用できます。
人によってはトイレットペーパーで兼用できる場合もありますので、
荷物がかさばりそうなら、落ち着くまでトイレットペーパーを使うのも手です。
マスク
住み始めは掃除が行き届いていない部分にホコリが溜まっていたりして、部屋全体がホコリっぽいことも多いです。
多少のホコリを気にせず掃除できるようにするため、マスクは用意しておきましょう。
一人暮らしだと特に体調管理に気を配る必要性も高くなりますので、
病気にかかりにくくするという目的でもマスクの使用をおすすめします。
スマートフォン用充電器・ACアダプター・外部バッテリー
スマートフォンの電源が切れてしまうと、何かにつけて調べ物や連絡などができなくなって一気に不便になってしまいます。
今まで使っていたものを持っていけば基本的に問題ありませんが、
不測の事態に備えて予備などを用意できればより安心です。
テーブル
書類の記入、食事、休憩など、様々な用途でテーブルが必要となります。
段ボール箱をテーブル代わりに使おうとしても、耐久力が弱かったり不安定だったりでなかなかうまくいきません。
小さいものや折り畳みできるものでもなんでもいいので、1つはテーブルを確保しておきましょう。
ゴミ袋・ゴミ箱
意外と足りなくなるのがゴミ袋です。
ゴミ袋はなんでもいいとは限らず、指定されたゴミ袋を使わないといけなかったりします。
指定のものが必要な場合、コンビニやホームセンターなどで早めに購入しておく必要があります。
自治体によっては細かく分別する必要があったりしますので、
ゴミ袋は指定のものが必要か早めに、少し多めに確保しておくことをおすすめします。
状況に応じて用意しておきたいものリスト
ここからは全ての人ではなく、条件に当てはまる人が用意しておくべきもののリストとなります。
調理器具

少しでも自炊を検討している場合は、料理に必要な道具は一式用意しておきましょう。
フライパンやお鍋、包丁とまな板、ボウルやざるといったものも必要となります。
まずは最低限のフライパン・鍋・包丁・まな板を用意するところから始めて、
余裕ができてから他のものを揃えていくという選択肢もあります。
ヘアドライヤー

髪が短い方は必要ないかもしれませんが、多くの人は必要になってくるかと思います。
すでに使っているものを持っていけるのであれば問題ないですが、
持っていけない場合は新たに購入して持っていく必要があります。
気に入ったブランドのものなど購入するものが決まっていればいいですが、
もし決まっていなければ、一時しのぎで安いものを買っておいてもいいかもしれません。
パソコン

必要と感じる人であれば忘れることはほとんどないかと思われますが、
どこに設置して使うかは考えておく必要があります。
テーブルを設置したり、電源タップを用意したりしておかないと、
すぐに使用できない状況に陥る可能性もあるので要注意です。
余裕があれば用意しておきたいものリスト
ここから紹介するものは必ず用意しておく必要はありませんが、
余裕があれば一緒に用意しておいてもいいものです。
椅子・ソファ

テーブルが高いものであればセットで椅子も用意するかと思いますが、
そうでない場合でもゆっくり座るための椅子があってもいいでしょう。
新生活はなにかと疲れが溜まれやすいでしょうし、
休憩するための椅子があれば休みやすいという意見もあるかと思います。
荷物が多すぎる場合には真っ先に後回しにされるものですが、
持っていけるなら持っていきたいですね。
収納棚・収納ボックス

収納については、もちろん最初から用意できれば一番なのですが、寸法や形状などで収納棚自体が部屋にうまく収まるかが前もって分かりにくいものです。
一時的に服はハンガーにかけて保存、それ以外のものは段ボールなどにも保存している状態になる期間はできますが、
引っ越しなどが終わってからいい収納を探した方が失敗しづらいでしょう。
常備薬(解熱剤など)

普段は無くても特に影響しませんが、いざという時のために確保しておきたいものです。
すぐではなくてもいいですが、解熱剤などはそれなりには早めに用意しておくことをおすすめします。
用意する必要がないものリスト
ここから紹介するのは、逆に用意する必要がないものたちです。
落ち着いてからゆっくり購入を検討すればいいものもありますし、
逆に購入すべきではないものもあったりします。
テレビ・テレビ台

最近はスマホやパソコンでYouTubeを見たり、映像作品が見放題のサブスク型サービスが多く普及しています。
そのため以前よりもテレビの必要性はかなり低くなりました。
持っているだけでNHKとの契約が必要になることや、買い替えなどで処分するにも別途リサイクル件が必要になったりするなど、持っていることによるデメリットも目立つようになってきています。
野球中継やアニメを見たいなどどうしても外せない理由があるなら用意してもいいでしょうが、
その場合でもサブスクなどで代用できないかは検討してみてもいいかと思います。
大型の家具・家電

複数人で座るソファや大家族向けの冷蔵庫など、一人暮らしでは持て余してしまうような大型家具や大型家電は不要です。
一人暮らしではスペースが限られている場合がほとんどで、その限定されたスペースが一気に圧迫されてしまいます。
大きくてくつろげるものよりも、小さくて取り回しが楽なものを優先させた方が過ごしやすくなるはずです。
カーペット・絨毯
広い部屋ではない場合、カーペットなどは掃除の邪魔になってしまいます。
特にカーペットでは掃除機を使えないケースが多く、カーペット用に掃除用具を追加する必要が出てきます。
もともと床がカーペット張りになっている場合は仕方ありませんが、
掃除の手間が増えてしまうカーペットは一人暮らしにあまりおすすめできません。
アイロン台
頻繁にアイロンを使用するような場合でなければ、アイロン台は特に用意する必要がありません。
無いと不安な場合は、100円均一でも販売されているアイロンマットで代用すれば充分です。
スチームアイロンで軽くスチームを当てるか、ハンガーにかけたまま使えるアイロンが手軽に使えますし、アイロン台も不要になります。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は一人暮らしで用意するべきもの、用意する必要のないものを紹介しました。
とはいえ、必要とされるものでも自分には不要だと思えば用意する必要はないですし、
自分が絶対に必要だと思うものについては用意した方がいいかと思います。
今回の記事を見て検討し、それでも必要だと思えるものは実際に必要となる可能性も高くなると思います。
ですが、何も考えずにあれこれ持っていくのは無駄な労力になってしまう場合もありますし、
本来なら必要なのに見落としていると不便を強いられることになってしまいます。
今回の記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!