物件選び・引っ越し

【一人暮らし初心者必見】後悔しない物件選びのチェックポイント10選

はじめての一人暮らしは、ワクワクと不安が入り混じるもの。
理想の部屋を見つけたいけれど、「家賃が安いから」「なんとなく良さそう」で選んでしまうと、住み始めてから後悔することも少なくありません。

この記事では、一人暮らし初心者の方が物件選びで必ず確認すべき10のチェックポイントを解説します。
快適で後悔のない新生活のスタートに、ぜひ役立ててください。


よくある失敗例から学ぼう

  • 家賃だけで決めたら、壁が薄くて隣人の声が丸聞こえ
  • 最寄駅から遠すぎて、毎朝の通勤が地獄
  • 築浅だけど、水回りの使い勝手が悪くてストレスMAX

物件選びの失敗は、「住んでみて初めて気づく」ことが多いのが特徴です。
だからこそ、下調べと事前チェックがとても重要です。


後悔しないためのチェックポイント10選

✅ 1. 家賃と固定費のバランス

家賃は月収の3分の1以内を目安にすると、生活が家賃に圧迫されて苦しいという事態が少なくなります。
家賃だけでなく、以下の費用もかかる前提でチェックしましょう:

  • 共益費・管理費
    家賃と別に支払う必要があるか、もしくは家賃に含まれているかは必ず確認しましょう。
  • インターネット代(込みか別か)
    ケーブルテレビのインターネット等の料金が家賃に含まれている場合があります。
  • 駐輪場・駐車場代(必要な場合)
    車や自転車を利用するかどうかによりますが、駐車場代は月1万円前後するケースが多く、忘れていると月々の負担が非常に大きくなります。

「家賃だけ安い物件」は、他でコストがかかっているケースも多いので要注意です。

インターネット代については、無料で利用できる回線はスピードが充分ではない可能性があります。
速度が物足りない場合には追加で契約する必要が出ますので、その分も考慮できているとより安心です。
インターネットについては、下記の記事も参考にしてみてください。


✅ 2. 最寄駅までの距離と利便性

  • 徒歩○分は実際に歩いて確認
    信号の多さや坂道の有無などでも移動時間は変化します。車通りの多さや地面の舗装具合も重要なポイントです。
  • 通勤・通学ラッシュ時の混雑状況や乗り換えのしやすさ
    電車が多く止まるのかや、快速などの乗り換えが必要なのかによっても利便性が変わります。
  • バス利用が必要な場合、運行本数と最終便もチェック
    路線によっては、帰りの時間にバスが運行していないというようなケースも考えられます。

✅ 3. 周辺環境(コンビニ・スーパー・治安)

  • 徒歩圏内に日常使いの店舗があるか?
    スーパー(食材メインor総菜メイン)や100均など、よく使う店舗が近くにあると生活の質は向上します。
  • 夜の雰囲気(帰り道が暗すぎないか、防犯面で不安がないか)
    帰りが毎日不安になるようなエリアだと、普段の生活だけでストレスが溜まってしまいます。
  • 騒音や臭いなど(大通り・線路・居酒屋などが近いと要注意)
    寝る時に騒がしかったり、排気ガス臭かったりするとゆっくり眠れなくなります。

可能なら、昼と夜の両方に下見に行くのが理想です。


✅ 4. 建物の構造と築年数

  • 木造→音が響きやすいが安い/RC造(鉄筋コンクリート)→防音性・耐震性あり
    しばらく住んでみないと分かりづらい部分ではありますが、可能であれば資料などで確認しておきましょう。
    性能面ではRC造がおすすめですが、家賃とのトレードオフとなります。
  • 築年数だけで判断せず、リフォーム済みか、設備が劣化していないかも確認
    賃貸であれば設備の劣化は大家さんに修理してもらうこともできますが、修理中は使えず不便を強いられることになります。
    入居時点で設備が古いことは基本的にデメリットと捉えておきましょう。
  • ガスを利用する場合は、プロパンガスではなく都市ガスが使われていることを確認
    プロパンガスは都市ガスに比べて高額なことが多く、業者によっても価格が大きく異なります。
    基本的には都市ガスを選ぶようにしておきましょう。

✅ 5. 日当たりと風通し

  • 南向きがベストだが、東西向きでもカーテンや使い方次第
  • 湿気がたまりにくく、洗濯物がよく乾く環境かどうか
  • 窓の位置や数、風の通り方もチェックポイント

✅ 6. 隣人や上下階の様子

  • 内見時に物音が気にならないか耳をすませてみましょう
  • 管理会社に「どんな人が住んでいるか」聞くのもOK
  • 階下に高齢者や子どもがいると、音に敏感なケースも

✅ 7. 設備の充実度

  • バス・トイレ別
  • 室内洗濯機置き場
  • 独立洗面台・IH/ガスコンロ
  • 収納の広さ/シューズボックスの有無

「これだけは外せない条件」と「妥協できる点」をあらかじめ決めておくと、判断しやすくなります。


✅ 8. ネット環境・電波状況

  • 無料のインターネットは「通信速度が遅すぎる」ことも
  • スマホの電波が入りにくい物件もあるので、内見中にスマホで速度確認しておくと安心

✅ 9. セキュリティ対策

  • オートロック・モニター付きインターホン
  • 窓やベランダの防犯性(鍵の構造・外からの侵入リスク)
  • 管理人や大家さんが常駐しているかどうか

女性の一人暮らしではとくに重要なチェックポイントです。


✅ 10. 管理状況と対応力

  • ゴミ置き場が清潔に保たれているか?
  • 共用スペースの清掃が行き届いているか?
  • トラブル時に迅速に対応してくれる管理会社か?

「入居後の暮らしやすさ」は管理体制に大きく左右されます。


内見時に役立つ持ち物&チェックリスト

  • スマホのメモ機能(写真&記録)
  • メジャー(家具配置の確認)
  • 窓の開閉、水道・シャワー・換気扇の動作確認
  • 音、におい、周囲の環境

PDF版チェックリストを用意するのもおすすめです(配布形式の参考あり)


まとめ

一人暮らしの物件選びは、「入居後の生活すべて」に関わる大切なステップです。

  • 家賃や間取りだけで決めず、生活目線でのチェックを忘れずに
  • 下見・内見時には「目・耳・鼻・足」を使って確認
  • 条件の優先順位を明確にして、後悔のない選択を

これから一人暮らしを始めるあなたが、「この部屋にしてよかった!」と思える物件に出会えますように。

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