はじめに
暑くなってきて「そろそろエアコンの出番かも…」と感じる季節。
でも、久しぶりにエアコンをつけたら「カビ臭い」「全然冷えない」「電気代が高い」と思ったことはありませんか?
その原因、多くの場合はエアコン内部の汚れやカビです。
一人暮らしでも、自分でできる範囲の掃除をしておけば、快適&節約できる夏を過ごせますよ。
この記事では、エアコンを掃除しないとどうなるのか、どう掃除すればいいのかを分かりやすく解説します。
エアコン掃除をしないと起きる3つのトラブル
1. カビ・ホコリで空気が不衛生に

エアコン内部はカビやホコリがたまりやすく、スイッチを入れるたびに部屋中にそれが舞ってしまいます。
それによりイヤな臭いを感じるようになったり、アレルギー症状などを引き起こす原因になる可能性もあります。
2. 冷房効率の低下 → 電気代UP

フィルターにホコリが詰まっていると、エアコンの効率が悪くなってしまいます。
エアコンが余計なパワーを使うため、冷えにくくなるうえに電気代も高くなる傾向があります。
3. 故障や水漏れの原因になる

ホコリやカビが排水経路をふさぐことで、水漏れや結露のトラブルにもつながることがあります。
一人暮らしでできる簡単エアコン掃除の手順
✅ STEP1:電源OFF・コンセントを抜く

感電や故障を防ぐため、必ず電源を切ってから作業を開始しましょう。
✅ STEP2:フィルターの掃除

カバーを上げてフィルターを取り外し、ブラシなどを使って水洗いをします。
水洗いの前に掃除機でホコリを吸い込んでおくと、水洗いが少し楽になります。
※熱いお湯を使うとフィルターが変形する可能性があります。ぬるめのお湯程度までに温度を抑えましょう。
※汚れが落ちにくい場合は、中性洗剤を使って掃除しましょう。
フィルター掃除が終わったら乾くまで陰干しして、エアコンに装着します。
装着後は30分程度送風運転することで、しっかり乾燥させましょう。
定期的なお掃除の場合は、掃除機でホコリを吸いこむ程度でも充分です。
毎年使用前に一度しっかり清掃し、月1回定期的に軽く清掃するのがおすすめです!
✅ STEP3:ルーバー(風の向きを変える羽)を拭く

固く絞った雑巾などで表面を軽く拭き取るだけでも、カビの予防に効果的です。
その奥(風の通り道)も、手が届く範囲で拭きましょう。
✅ STEP4:本体カバーの表面を拭く
エアコン本体(カバー)も一緒に拭いておきましょう。特に上側はホコリが溜まりやすいです。
普段手が届きにくいエアコン上部などはハンディモップなどを活用しましょう。
✅ +α:内部の奥はプロに任せる

吹き出し口の奥や熱交換器など、自分で掃除しにくい部分は業者クリーニングを1年に1回程度お願いするのがベスト。
掃除の頻度と時期のおすすめ
- 夏本番前(5〜6月):もっとも掃除のタイミングに適している
- 使用中(7〜9月):月に1回のフィルター掃除が目安
- 使用後(10月):シーズン終わりに軽く掃除しておくと来年ラク
掃除することで得られるメリット
✅ 電気代の節約

フィルターがキレイになると、エアコンの運転効率が上がり、電気代が年間数千円単位で変わることも。
✅ 空気の清潔さアップ

掃除するだけで、カビ臭・ホコリっぽさが一気に減り、空気が爽やかに。
✅ 故障リスクの低減

トラブルの元を早めに断てるので、修理や買い替えのリスクも軽減。
よくある疑問&注意点
- Q:内部まで掃除スプレーでOK?
→ 内部の掃除は掃除スプレーでも可能ですが、フィルター清掃やルーバーなどの拭き掃除は別途必要となります。
また、一部の製品には使えない場合もあります。取扱説明書を必ず確認しましょう。
洗浄スプレーでの掃除については、別の記事で紹介しています。
- Q:水が垂れない?
→ 足ふきマットやタオルを用意して置いたり、ビニールシートなどで床や壁を保護しておくと安心です。
雑巾などを固く絞って拭くのであれば、ほとんど水が垂れることもありません。 - Q:分解して掃除していい?
→ 自信がない場合はやめておきましょう。無理は禁物です。
まとめ
夏前のエアコン掃除は、電気代・健康・快適な空気のすべてに影響します。
一人暮らしでも、ほんの15〜20分でできる簡単なお手入れで、夏の生活が格段に快適になります。
- 面倒くさがらず、今のうちにサッと掃除
- 難しいところは業者に頼ってOK
- キレイな空気で、気持ちよく夏を乗り切りましょう!