一人暮らしの常識

【初心者向け】一人暮らしのためのWi‑Fi基礎知識とおすすめポイント

一人暮らしを始めると、仕事やプライベートでインターネットを快適に利用することがますます重要になります。

その中で、Wi‑Fi環境は生活の質を左右する大きな要素のひとつです。
しかし、初めての一人暮らしでは、どのようなWi‑Fi環境を整えれば良いのか、基本的な知識を持っていない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、Wi‑Fiの基礎知識からおすすめの選び方、具体的な設定方法や注意点まで、初心者でも分かりやすく解説していきます。

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1. Wi‑Fiの基礎知識

Wi‑Fiとは?

Wi‑Fiとは、無線LANと呼ばれる技術を使って、インターネット回線を無線で通信する仕組みのことです。
ケーブルを使わず、スマートフォンやパソコン、タブレットなど複数のデバイスを同時に接続することができます。

お店や会社などで用意されているほか、自宅でも簡単にWi-Fi環境を用意することができます。

Wi-Fiルーターの役割

家でWi-Fiを使いたい場合、Wi-Fiルーター(無線LANルーター・無線ルーター)を設置することになります。

Wi-Fiルーターは、Wi-Fiの電波を飛ばして、Wi-Fi対応機器とインターネットをつなぐ中継機器です。
ルーター1台あれば、家じゅうのWi-Fi対応機器をインターネットにつなぐことも可能です(家の広さなどにもよりますが)。

家庭用のルーターには、セキュリティ対策や接続機器の管理機能が備わっているものも多いです。
自宅で複数のデバイスを使う場合、ルーターの性能や設置場所は非常に重要です。

Wi-Fiルーターを利用するのに必要なもの

Wi-Fiルーターを設置してインターネットをするためには、自宅にインターネット回線を導入する必要があります。

一人暮らし向けのマンションであればすでに導入済みだったりする場合もありますが、多くの場合は自分でインターネットの会社を選んで契約する必要があります。

インターネット回線を導入して、そこにWi-Fiルーターを接続すれば、晴れて自宅にWi-Fi環境の導入完了です。

どのインターネット会社を選べばいいか分からない人のために、おすすめの会社も後ほど紹介していきます。

インターネット回線の種類

一人暮らしのWi‑Fi環境を整える際、契約する回線の種類は大きなポイントとなります。
一般的には、光回線やケーブルテレビ、モバイルWi‑Fiルーターなどの選択肢があります。
用途や予算に合わせて、自身に最適な回線を選ぶことが大切です。

光回線(光ファイバー)

自宅やマンションまで光ファイバーを引っ張ってきて、その光ファイバーを使ってデータを送受信する方法です。

インターネットの速度が速いことに加えて、光回線の普及率がかなり高まったことにより価格も安くなってきています。
とはいえ他の回線に比べれば比較的高めで、提供エリアが制限されていたり工事が必要だったりします。

現時点では、インターネットを導入するとなった場合、基本的にはこの光回線を差す程度には一般的となっています。

ケーブルテレビ

ケーブルテレビのインターネットは、テレビの信号をやりとりする同軸ケーブルを使った通信方法です。

名前の通りケーブルテレビの追加サービスで、テレビの信号をアンテナではなくケーブルテレビとの契約で受信している場合に利用可能です。

工事が必要な点や提供エリアが限定されている点は光回線と共通ですが、光回線よりもハードルが低く、価格も安い傾向にあります。
ですがデータの通信速度などについては光回線に軍配が上がります。

携帯電話回線

スマートフォンなどでも使用されている携帯電話の電波を使って通信を行う方法です。

光回線などのように物理的なケーブルを引き込む必要がないため、導入するにあたって工事が不要です。
さらに端末が用意できれば即日利用可能になるため、緊急で必要な場合や引っ越しが多い場合に便利です。

携帯電話の電波を使う方法のため、電波の受信状況によって通信速度が大きく低下する可能性があります。
また、月額料金も割高になったり、データ量の制限がかかってしまう場合もあります。

ADSL

ADSL(非対称デジタル加入者線)は、既存の電話回線を利用してインターネット接続を提供する方式です。

導入コストや月額料金が光回線に比べて抑えられるため、初期費用を低くしたい利用者に人気がありました。
ですが、電話回線のデジタル化や光回線の普及により利用者が減り、ADSLはサービスが終了することとなりました。

2. 一人暮らし向けWi‑Fiの選び方

利用目的を明確にする

まずは、自分がWi‑Fiをどのような目的で使うのかを整理しましょう。

動画視聴やオンライン会議、軽いウェブサーフィンなど、利用目的によって必要な速度や安定性が変わってきます。

学校の授業や仕事でオンライン会議を行う

オンライン会議の場合、大人数がお互いにカメラの映像や音声をやりとりするため、高速のインターネットが必要です。
インターネットが遅いと、映像や音声が途切れたりするだけでなく、途中で会議が切断されてしまう場合もあります。

今の時代は、いつ授業や会議がオンラインで行われるようになっても不思議ではありません。
それらを踏まえて、事前に高速通信の光回線を導入しておくことをおススメします。

YouTubeなどの動画を視聴する

動画視聴サイトの多くは通信速度に応じて画質を自動調整してくれるため、多少遅い通信速度でも問題なく視聴が可能です。
とはいえ、快適に動画を見るためには、安定して速い通信速度が不可欠です。

基本的には光回線を導入することで、満足な通信速度(と画質)を楽しむことができますし、動画が途切れにくくなります。
集合住宅で光回線が導入できる場合は、特に光回線の導入がおすすめとなります。

安価でケーブルテレビのインターネットを導入できる場合は、一旦そちらを試してみるのもいいかもしれません。
もし試してみて速度や画質に満足できない場合は、光回線への乗り換えも検討しましょう。

スマホで調べ物を少しする程度

スマートフォンを触る時間も短く、パソコンなどを使ってのインターネットもほぼしない場合、もしかするとWi-Fiを導入する必要はないかもしれません。
下手にインターネットを契約して毎月高い使用量を払うよりも、携帯電話の契約を見直した方が効果的な場合もあります。

ケーブルテレビのインターネットに安く加入できる場合には、それを活用するのも手です。

コストパフォーマンスを重視

一人暮らしの場合、月々の通信費を抑えたいという方も多いでしょう。
プラン内容や契約期間、初期費用など、コスト面もしっかり確認しておくことが大切です。

光回線などの契約

少しでもインターネットの速度を重視するのであれば、10Gbpsといった、より高速のプランを選ぶのがおすすめです。
ですがそこまで速度を求めていない場合、光回線なら通常のプランでも充分です。

オプションなども基本的には一切加入しなくてOKです。
Wi-Fiルーターをレンタルできるオプションがあったりしますが、自分で買った方が安上がりです。

ルーターの性能と設置環境

使用する部屋の広さや壁の厚さ、設置する場所も考慮しましょう。
ルーターの設置場所は、家の中央や開放的な場所を選ぶと、電波が均一に届きやすくなります。

最新のWi‑Fi規格(例えばWi‑Fi 6)は、高速通信と安定性を実現するためおすすめです。

3. Wi-Fiルーターに関する基礎知識

おススメのWi-Fiルーターを紹介していく前に、Wi-Fiルーターの違いや性能に関わってくる部分を紹介していきます。

使用する電波の種類

Wi-Fiルーターで使われる電波には大きく2種類が存在します。

5GHz帯(IEEE 802.11a系)

より高速で通信でき、電子レンジなどの電波から干渉を受けづらい電波を使用しています。

最新のWi-Fi規格(Wi-Fi5やWi-Fi6)はこちらの電波を使っていますし、
自宅で使用するWi-Fiルーターの場合は基本的にこちらをおススメします。

障害物に弱く、電波の届く距離が短くなりやすい傾向にある点はデメリットとなっています。
また、電波法による制限のため、5GHz帯の電波は屋外で使用することが禁止されています。
ですが、自宅の中で使う分にはほとんど気にする必要はありません。

2.4GHz帯(IEEE 802.11g、b)

5GHz帯よりも前から普及している規格で、一部の機器ではこちらしか対応していないことがあります。

5GHz帯に比べて通信はある程度低速ですが、障害物に強いため、こちらが優先して使われるケースもあります。

電子レンジやBluetooth機器でも2.4GHzの周波数が使われており、これらの影響で通信が途切れる可能性があります。

4. おすすめのWi‑Fiルーター

機種紹介

Wi-Fiルーターは非常に多くの種類が販売されています。
それらの中でも特にシンプルでおススメの機種を紹介します。

バッファロー WSR-1166DHPL2(通常の一人暮らし向け)

シンプルな機能とWi-Fi5対応の充分な速度をバランスよく備えたWi-Fiルーターです。
複雑な機能もなく、初心者の方でも比較的簡単に扱うことができます。

Wi-Fiルーター選びに迷っているのであれば、とりあえずこれを選んでおけば問題ありません。

バッファロー WSR-1500AX2L(より速度や安定性を求める方向け)

最新規格のWi-Fi6に対応したエントリーモデルです。
上の機種よりもさらに高速で通信できるだけでなく、待機時間の短縮や帯域の自動切替機能などもあり、より快適に使用できます。

おすすめルーターの特徴

一人暮らしに最適なルーターとしては、コンパクトで設置が簡単なモデルや、スマートフォンから簡単に設定できるモデルなどがあります。
また、セキュリティ機能が充実しているもの、複数のデバイスに対しても安定した通信が可能なものを選ぶと安心です。
具体的な製品のレビューや比較サイトも参考にするとよいでしょう。

よく分からない人は、1つ目のおすすめ機種を選んでおけば問題ないはずです!
下手に悩み続けるより、一度使ってみるくらいでもいいかと思います。

5. Wi‑Fi設定とトラブルシュートのポイント

初期設定の基本

ルーターを設置したら、まずは付属のマニュアルに従って初期設定を行いましょう。
SSID(ネットワーク名)やパスワードの設定は、セキュリティ対策として必須です。
また、ファームウェアの最新バージョンへのアップデートも行うことで、安定性とセキュリティが向上します。

SSID・パスワードの変更

ルーターは購入した時にはSSIDとパスワードが初期設定で決められています。
このうちSSIDはメーカーごとに決まった形式になっていて、パスワードも桁数が一定だったりします。
メーカーなどを特定されるとセキュリティの

そのままでも基本的には問題ないように設定されていますが、
・SSIDを自分が分かりやすいように
・SSIDからどこのメーカーのWi-Fiルーターかを推測できないように
・パスワードをより分かりにくく、自分にとって覚えやすいように
上記の理由でSSIDとパスワードを変更することをおすすめします。

SSIDとパスワードの変更は、無用なリスクの回避と利便性の両面で役立ちます!

ファームウェアのアップデート

場合によってはルーターを動作させるソフトウェアに問題が見つかり、ファームウェアをアップデートする必要が出てきます。
そういった場合でも問題なく対応できるよう、ファームウェアのバージョンアップ方法を一度確認しておきましょう。

購入時にSSID・パスワードの変更をする場合、おそらく近くの設定項目にバージョンアップがあるかと思われます。
一度でいいので方法を確認しておくようにしましょう。

よくあるトラブルと対策

Wi‑Fi環境では、電波干渉や接続不良、速度低下などのトラブルが発生することがあります。
・ ルーターの再起動や、設置場所の見直しが効果的な場合があります。
・ また、接続台数が多すぎると、速度が落ちることもあるため、不要なデバイスの切断や、帯域制御の設定を試みるとよいでしょう。

セキュリティ対策の徹底

自宅のWi‑Fiネットワークは、不正アクセスから守るためにも強固なセキュリティ設定が必要です。
パスワードは定期的に変更し、不明なデバイスからのアクセスをブロックする設定を行いましょう。
また、WPA2やWPA3といった最新の暗号化方式を利用することが推奨されます。

まとめ

一人暮らしにおけるWi‑Fi環境は、快適なインターネットライフを実現するための基本中の基本です。
この記事では、Wi‑Fiの基本知識から選び方、おすすめプランや機器、さらには設定やトラブルシュートのポイントまでを詳しく解説しました。
自分の利用目的や生活環境に合わせた最適なWi‑Fi環境を整えることで、ストレスのないネット生活が手に入ります。

ぜひ、この記事を参考にして、快適なWi‑Fi環境を自宅に構築してみてください。
そして、日々の生活がさらに充実し、仕事やエンターテイメントがもっとスムーズに楽しめるようになることを願っています。

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